概要とセットアップ

非プログラマー向けの gapminder データを使用した R 入門

このレッスンの目標は、初心者のプログラマーにモジュール式コードの記述方法と、データ分析に R を使用するためのベストプラクティスを教えることです。R は統計解析やサードパーティパッケージの豊富さから、多くの科学分野で広く使用されています。ソフトウェアカーペントリーのワークショップに参加する多くの科学者が R を使用しており、さらに学びたいと考えていることがわかっています。本教材の重点は、参加者に R の基礎をしっかりと身につけてもらうことと、科学計算のベストプラクティスを教えることにあります。具体的には、分析をモジュール単位に分割すること、タスクの自動化、そしてカプセル化です。

このワークショップでは、R プログラミング言語の基礎を教えることに焦点を当てており、統計解析そのものを教えるものではありません。

このレッスンには、1 日では教えきれない量の内容が含まれています。インストラクターノートページ には、1 日または半日のワークショップに適したレッスンプランの提案が記載されています。

このワークショップではさまざまなサードパーティパッケージを使用します。これらは必ずしも最良であるわけでも、包括的であるわけでもありませんが、私たちが有用だと感じ、主に使いやすさを基準に選んだものです。

前提条件

  • コンピュータがデータや指示(プログラム、スクリプトなど)をファイルに保存することを理解している。
  • ファイルがディレクトリ(フォルダ)で整理されていることを理解している。
  • 作業ディレクトリ外にあるファイルにパスを指定してアクセスする方法を知っている。

このレッスンでは、コンピュータに R と RStudio がインストールされていることを前提としています。